マドリッドの空港は、スーツケースが出てくるのが遅いとかで、荷物は手荷物にまとめるようトマスに言われていました。
その空港は、マドリッド・バラハス国際。
新しいターミナル4(T4)に到着でした。
バラハス国際空港は近代建築のT4を加えたおかげで年間7千万人以上の乗客が利用する巨大空港。マドリッドへの重要な玄関口です。
さて、空港についたら、クリスとトマスの友人、ガルシアがお迎えにきてくれていました。
(本当は彼もトマス。ややこしいから別名でガルシアと呼ぶことにしよう)
彼もトマスと同じ、スペイン人。
学生時代まではスイスで過ごしたものの、その後はスペインに住み、奥さんもスペイン人です。
久しぶりの再会にテンションが上がる3人。
「あれ?ロジェは?」とガルシア。
「ロジェは残念ながら来れなかったんだ。」とクリス。
実は、ロジェも同級生の一人。
今回の旅行に参加予定だったのですが、パスポートの更新が間に合わず。
何とぎりぎりまでIDカードで旅行できると安心していたら、こちらの期限も切れていたという運の悪さ。
出発3日前に、泣く泣くスペイン行きを諦めたというわけなんです。
さて、久しぶりの再会に、同級生一同、積もる話はいっぱい。
特にクリスはガルシアに会うのは4年ぶり。
昼食を共にしながらの近況報告の主な話題は、やはり4年の間に独身から既婚者に身変わりしたクリスの話でした。
また、クリスの痩せぶりにもガルシアは驚いたよう。
だって、クリスは結婚してから15キロ痩せられたんだもの
4年前の姿からは随分変わったとのこと。
これで、「熊くん」卒業だね、クリス
さて、旅先の重要ポイントと言えば、やはり食べ物。
おいしいものに出会えるかどうかは、旅の良し悪しの運命にも関わる!と言っても過言ではないですね。
今回は、ガルシアが現地で全てオーガナイズしていてくれたので、私達は3日間、食い倒れるほどにご馳走にありつけました。
スペインと言えば、タパス。
いわゆるスペインのおつまみですね。
オードブルとしてメインの前にも食べますし、夕食が遅い(0時とか余裕でアリ)時は8時ごろにタパスで軽くというのもスペイン風。
そのタパスの代表と言えば、まずは生ハム。
そのまま食べたりもしますし、パンにトマトソースを塗ってその上に乗せたりとか、とにかくスペインの生ハムのおいしさときたら・・・
その他、チーズ、キノコ、サラダ、魚介類など、何でもタパスに変身し、好きなものをあれこれ頼んで、ワインを飲みながらつまむのがタパスの楽しみです。
そして、メイン料理は・・・?
内陸であるマドリッドでは、新鮮な魚介類を使った料理も多いですが、なんと言ってもやはり豚肉料理がおススメ。
豚肉と言えば、スペイン西部で飼育されるイベリコ産。
イベリコ豚のおいしさの秘訣は、霜降りの入ったジューシーな肉質。
脂身に甘みがあって、さっぱりしているのが特徴です。
子豚の丸焼きは、皮をぱりぱりに焼いてからじっくり焼き上げるので、ソースがなくても驚くほどにやわらかくジューシーでした。
その他、足から尻尾、内臓の隅々までが料理の一皿となってでてきます。
(右の料理は、雄牛の尻尾です)
スペイン料理を味わうのに重要なのが、音楽隊。
元々は学生達が4,5人集まって、小遣い稼ぎにギターを弾き鳴らしながら歌うというのが慣わしで、エンジニアの卵や医者の卵もいっぱい。
中には、あまりに人気がでて、そのままそれでしばらく食べて行く学生も出てくるという始末。
この日は、トマスの奥さんリタの誕生日。
ガルシアが予めお願いしていたのかして、サービスたっぷりに歌ってくれました。
で、リクエストを受けるという彼らは自信満々。
どんな歌でも90%の確率で歌えるという。
「じゃ、日本の歌、歌ってよ。」といたずら気いっぱいにガルシア。
すると・・・、
びっくりした上に、聞き惚れていたので撮り損ねました。
最後ちょっぴりだけゲット!
でも、彼らは全部、日本語で歌ってくれたんですよ。
発音も完璧でした。
いやぁ~、異国のエリーは身に染みる~。
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スペインの夜はまだまだ続きます。
「まだ!0時にもなってないじゃないか~」とガルシア。
これで帰るなんて、スペインの夜を知ったことにはならないのだとか。
スペインの夜は0時をまわってから。
ガルシアが素敵な空のバーに連れて行ってくれると言う♪♪
続きは、また明日に!